以前にお伺いした現場は茨城県でした。

お引越し業者さんからのご依頼で、冷蔵庫を運んだ際にできたキズとのこと。

お客様のお宅に伺うと、実際にお住まいの方はお留守で、その方のお母様がいらっしゃいました。

「よく見たら凹んでる程度なので、そんなに大したキズじゃないんです」

確かに見る角度によっては、キズがないように見えました。しかし、光を斜めに当てた位置から見ると、しっかりと凹んでいる引きキズが‼︎

冷蔵庫の前からキッチン台の横、2〜3メートル範囲において、冷蔵庫のキャスター幅で長い凹みキズがついていました。

冷蔵庫は重い商品なので、プロとはいえ人力で運ぶのは大変です。

引越し業者さんもしっかりと養生をした上で、気をつけて運んでいたそうですが、思いのほか床の材質が柔らかかったようです。

フローリングの色はナチュラルカラー、押してついた傷では面材が傷つかない為、一見目立ちません。

お直しの仕方は、床材の色をそのまま活かす為に透明な素材を選択しました。

透明になる補修材をひたすら埋めていく作業を行い、その後元の艶に合わせてコーティングと艶合わせ作業をしました。

お客様からは、「どこから見てもわからなくなりました」と仰って頂けました。

（社員M）